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印南 和行 河西 茂行 中村 晃子 上田 剛史 榎本 和裕


84 泣いた赤鬼 河西

暖冬だった昨年とは打って変わって寒い日が続いています。

これが地球温暖化にブレーキがかかっている兆しであれば、
少々の凍えぐらいは喜んで我慢すべきでしょうけれど、
寒がりの人間にはやはり辛い日々です。

でもカレンダーをみると間もなく節分。

もともとは季節の分け目という意味だそうで、1年間に4回、
立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日を指していたのですが、
この季節のものだけが行事として今日まで引き継がれているのは、
やはり春の到来が一番待ち遠しいからでしょうね。

節分といえば何といっても豆まきです。
鬼の面をかぶったお父さんが子供たちに追いかけられて、
炒り豆をしこたまぶつけられる日でもあります。

病気や厄災を追い出すことを象徴したセレモニーという訳ですが、
果たして一方的に鬼を悪者と決め付けるのは如何なものか?
現代的な価値観からだけでなくとも疑問がわいてきます。

人間と仲良しになろうとした赤い鬼も昔からいたし、
その望みをかなえてやろうと敢えて悪役を買って出た
なんとも友情に厚い青い鬼までいるじゃないか?

この昔話が構成的にも優れているのは、色による役割のシンボル化。
赤…温もり、青…クールといった使い分けは、
インテリアでもよく使われるカラーイメージの考え方そのものです。

もしも泣いたのが青鬼で、友人のために旅に出たのが赤鬼だったとしたら、
物語のイメージもずいぶん違ったものになったのではないでしょうか。

建物の中では、赤と青の使い分けがよくなされるのは水周り。
水が青で、お湯が赤。教えられなくとも一目瞭然です。

床下や天井裏に配線、配管がぎっしりひしめいている昨今、
誰でも判りやすくするための工夫は欠かせませんね。

普段見えない場所のトラブルは早期発見がやはり不可欠。
たまには点検口を開けてみて中をのぞいてみましょう。

赤い管が涙を流して、びっしょりになっているかも知れませんよ。






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