大阪支店
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不動産の達人
株式会社 さくら事務所
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大阪支店メールマガジン 〜ズバリ言うわよ!関西住宅裏話〜 |
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■担当コンサルタント
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42 ○○まで待とうホトトギス |
河西 |
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春になりました。
あちらこちらで引越し風景を目にすると、 建物の竣工時期が一時期に集中するのが頷けます。
ここ2ヶ月ほどの間にたくさんの物件の内覧会に立ち会いましたが、 工期ぎりぎりの突貫工事も珍しくなく、 内装その他の不具合が多数見受けられました。
マンションの工事期間は、通常1年以上にわたる長丁場ですので、 最初から最後まで全力突貫工事というのは、さすがに珍しく、 たいていの場合、終わりのほうの工程がギュウギュウになります。
こうしたときに荒れてくるのはおもに内装や設備関係で、 構造等の基幹部分が影響を受けることは滅多にないようです。
ところが工事の初期に大きく遅れが出たらどうなるのか?
基礎工事の段階で地中から障害物があって作業が進まないというのは 決して珍しい話ではありません。
なかには不発弾が発見されて、電車や道路をストップさせて 処理作業をせねばならないケースもあり、 ここ近畿地方では文化財が発掘されることもよくある話です。
不測の事態により初めのほうで工事がつまづいてしまうと、 本来は工期を見直すべきなのですが、 無理に遅れを取り戻そうとする可能性もじゅうぶんに考えられます。
では何をして期間短縮を図るのか?
一番あり得るのが、何もしていない時間を短縮することです。
コンクリートが固まる時間をただ待つ。 養生と呼ばれるこの時間は、工期短縮の最大のターゲットになります。
たとえば15階建てのマンションならば、 1日づつ短縮すれば15日間、2日づつ短縮すれば1ヶ月。 いとも簡単にスピードアップが実現します。
しかし同時に、取り返しの効かない欠陥が生じる最大の原因にもなり、 コンクリートの圧縮強度の低下をもたらし、 最悪の場合、スラブや梁が沈下を起こすことにもなり得ます。
まさに禁断の劇薬といえるテクニックであり、 購入者としては決して使ってほしくない方法ですね。
突貫工事を是認する表向きの理由は、購入者の引越しに 間に合わせるためとのことですが、 本音は工事費の借入金をはやく返済して、 金利負担を軽くすることにあるようです。
待つべき時にじっくり待つのが、長持ちする資産作りの 最大のコツではないでしょうか。
一夜城を作ってくれと頼んだ覚えは誰にもありません。
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