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■担当コンサルタント
印南 和行 上田 剛史 榎本 和裕
印南 和行 河西 茂行 中村 晃子 上田 剛史 榎本 和裕


12 星が消えた? 河西

なんと!惑星が8個に減ってしまいました。
太陽系第9番惑星の冥王星が消えてしまったというのです。

24日にプラハで行われた国際天文学連合の総会で、
惑星の定義が見直された結果、冥王星を惑星とは呼ばなくなりました。

冥王星そのものが消滅した訳ではないのですが、
惑星の一つであるかどうかではイメージが大きく変わってしまいます。
実際の姿は今までとは同じなのに、ちょっと可哀想ですね。

言葉の定義とは面白いもので、誰もが同じものだと信じているイメージが
実はバラバラだったことに気づくきっかけにもなります。

建物が“倒壊”していると聞いて、思い浮かべる姿はどの様な状態でしょうか?
ある人は90度横倒しになっている情景を考えるでしょうし、
1階だけがペシャンコにつぶれた姿を思い出す人もいるかも知れません。
脳裏に焼き付いた阪神淡路大震災の映像が少なからず影響しているはずです。

実体験やテレビなどが元になってイメージされるシーンが
人それぞれであるのは仕方がないことですが、
構造設計において考慮すべき“倒壊”のほうは、
どの設計者でも同じでなければ困ります。

この“倒壊”状態はどの様なものかをひもとくと、実はかなり難解です。
建物の壊れ方がゆっくりなのか、一気になのかで違ってきますし、
計算方法によっても異なったりするためです。

複雑な構造的定義の中で直観的に分かりやすいものを紹介しますと、
建築学会の靱性保証型耐震設計指針解説に示す終局状態、
すなわち「全体層間変形が1/100以上」というあたりになります。

えっ?その程度の傾きで“倒壊”なの?と驚く人もいそうな数字です。
耐震設計を行う目的から導き出したために、テレビ映像のイメージとは
ずいぶん違って感じられます。
この定義は、大地震が来ても安全に避難ができることが目的なのです。

もちろん傾きだけが問題なのではなく、傾き方が“ゆっくりと”
という条件も加わっています。

住まいのもつ性能を正しく知ることは、いざというときに
冷静な行動へ自分を導いてくれるはず。

もうすぐ9月1日、防災の日です。








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