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中村晃子
中村 晃子の 「なにわのアッコちゃん」

  「愛着の持てる住まい」への道案内

  11.28生まれ

中村 晃子の紹介はこちら 不動産の達人サービスはこちら
※感想・激励などお待ちしております!! nakamura@sakurajimusyo.com

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 HOME所員の不定期日記中村 晃子の「なにわのアッコちゃん」

2004.11.24

まいど おおきに。中村です。

 昨日は 大阪で 戸建セミナーがありました。
お天気に恵まれた 快晴の大阪では 紅葉のシーズン真っ只中なんですが
参加しはったみなさんが 真剣な表情で受講してはる姿が 印象に残る一日でした。

当日 セミナー会場から見えた 大阪のまちなみは 夕日に映されて 
オレンジ色に輝いていました。因みに セミナー会場の1階下には
献血センターがありまして このセンターは 日本一眺望が素晴らしい と
評判のようです。血液の比重が軽いため なかなか機会に恵まれ
へんのですが 次に行くときは 是非 試してみよかと思てます。

 セミナーの締めくくりに 長嶋さんから こんなコメントがありました。
『アメリカでは 中古住宅は新築住宅の8割程度の価格で 取引が行われています。』
実際の統計を見たところ アメリカの2002年度の新築住宅平均販売価格は
187,600ドルやったのに対して 中古住宅平均販売価格は158,100ドルと
なってます。

建物が建つと 年々償却され 20年もしないうちに建物の価値が0になってしまう
日本では 考えられへんことです。

10年ほど前 サンフランシスコに行った時に 木造の家を丸ごとジャッキアップして 
土台や基礎の部分を補修している光景を見たことがあります。
家全体を持ち上げて 土台など 腐った部分を補修する工事だったようです。

興味津々で見ていた私に 工事のおっちゃんは
『この家は 建って1世紀以上もここにおるんやでぇ!この工事は技がいるから 
むっちゃ難しいねんけど おっちゃんは 腕がええから大丈夫や!!』と
(もちろん英語で。しかも身振り手振りで)教えてくれました。

こんな風に 家に手を加えることは 当たり前の様子で いきおいに乗った
おっちゃんは
『あの家は 前はクリーム色やったけど 持ち主が変わるときに 緑にしたんや!』
とか 周りに見える家の説明を 丁寧にしてくれはりました。おっちゃんは 
この辺の家のことなら何でも知ってるでぇ!と言わんばかりの たっぷりの
笑顔つきでした。

 日本で 中古の家言いますと なんか ジメっとした住みたないなぁ という
響きがありますが こんな形で 大切に手を加え 人のぬくもりが伝わる家には 
是非住んでみたいと おっちゃんの話を聞くうちに 思いました。

 人が住まなくなった住宅は どんどん荒廃していきます。
また 適度にメンテナンスがされていない住宅は 少し寂しげに佇んでます。
だからといって 住宅には自動車のような車検制度もありません。
家は これから住まうみなさんとともに 変化していきます。
その変化が 暖かく 人のぬくもりに満ちているといいなぁ。
そんな家に住み継ぐ人が増えると もっと素敵やなぁ。

 セミナー後の地下鉄の中 一人でニヤニヤしながら やっぱり頭をぐるぐるしてました。

2004.11.16

まいど おおきに。中村です。

 先日やってた 友近さんのコント。(今回は おばちゃんの役みたいです)

『あ・・・もしもし?スーパー○○さん?ちょっとねぇ おたくの電飾。
あれ 派手やねぇ。はっきり言って うるさい。
・・・あ 別に クレームちゃいますよぉ!そやけど チッカチッカ チッカチッカ
夜中でも 派手にやってはりますねぇ・・・あれやと 近所の人ら 
寝られへんのとちゃいますかぁ?
・・・は?・・・いえ 決してクレームちゃいますよぉ!
ただ あれはやりすぎちゃうかなぁ 思て。電気代もごっついかかるやろしねぇ…
親切で電話かけさしてもろてますねん・・・』

スーパー○○ でピンと来る方もいはると思います。
もう 家族全員で おなかが苦しくなるほど 笑わしてもらいました。

 せやけど これが現実になると 笑てられません。

商店街近くなどの商業地域では ある日突然 スーパーの電飾が出現することは 
充分に考えられます。
前にスーパーができたら 便利になってええんやけど 
電飾の影響のある場所で寝るのは ちょっと難しいやろなぁ…。
まず 特注の厚手の遮光カーテンがいるやろなぁ…。

カーテンで済んだらええけど 音楽とかアナウンスを 大音量で流されると
遮音サッシとかで対策しとかへんかったら  とてもやないけど 寝られへんなぁ…。

 住んでいる中で 突然の環境変化があると なかなかそれには馴染まれへんものです。

『寝るときくらいは 静かにゆったりとした気持ちで。』とは 
誰もが願っていることやと思います。

けれども 現実には 賑やかしい光や 音 においなどで 
その願いがはかなく消えてしまうことがあります。

まち中に住む 私の体験では 隣に建つマンション1階の貸し店舗が 
ある日突然 洋菓子屋さんの工場に変身して 
家中が プリンのにおいで充満したことがあります。
一般的には においが発生する場合には 排気ダクトを使って 
影響のないところで排気をしますが うちの場合は 換気扇からダイレクトでした。

朝から晩まで プリンのにおい。
窓を開けたら プリンのにおい…辛かった…。

洋菓子屋の社長さんも 変わった人で『それやったら従業員に換気扇使わせません!』
などと言う  とんでもない対策を提示したまま放置状態。
マンションの管理組合さんや 店舗の区分所有者の人にも言うてもろたのですが 
頑として受け付けません。
それ以来 数年に及ぶ 『換気扇ON・OFFを巡る攻防』が 繰り広げられることになりました…。
(子供のけんかやないんやけど…)

都市計画の用途地域によっては 法令上の規制も緩いので 
さっきのようなリスクは 充分 考えられます。
住む前なら ある程度は意識して チェックも入れられますけど 
住んだあとは こんな場合でも お互いに 話し合いの上で 解決していくのが原則になってきます。

みなさんも 住まいを選ばはるときは 充分注意して(または 覚悟して?)もらいたいと思います。

2004.11.9

まいど おおきに。中村です。

 九澤さんの日記に書いてもろてるとおり 内覧会などで出かけるときは 
脚立を抱えて キャスターつきのかばんを持って ごーろごーろ駅までの道を
歩いています。途中 大きな市場を通ります。

朝の気ぜわしい市場の中 知り合いの魚屋のおばちゃんとご挨拶。

『おはようございます』
『今日はどこや?しっかりきばっといでやぁ!』

毎回繰り返される 風景やけど 魚屋さんで挨拶を済ませると なぜか頭が冴えてきます。
(今日も きばっていっとこ。。。)と気持ちが冴えて来るのがわかります。
大事な 私の朝の儀式です。

 気合満々で臨んだ マンションの内覧会。
受付を済まし いざ お住まいへ。
ドアを開けると・・・ない!下駄箱が無い!!
靴を脱いで お部屋の中へ…ない!バルコニーの防水が無いっ!物入れが無いっ!
 きばって行った意気込みは 悲しい気持ちに トーンダウンしていきます。

依頼してくれはった人は 今日の日を心待ちにしてはったはず。
これからの生活に想像を巡らせ 住むに当たっての不具合は無いか 
しっかり見るための内覧会やのに…。そう思うと 悲しくて仕方ありません。

 施工会社の人も 申し訳なさそうにしています。最後の内容確認のときに 一言。
『今年は 台風が多く この棟は最後に施工されたため 時間不足でした…。』

いや。この場でそれは 依頼者とか私に 言う内容や無いやん!
せっかくの お披露目会を みんなが悲しい気持ちで 臨まなあかんのやったら
この棟だけでも内覧会を 後にするのが 良いんとちゃうやろか・・・。

いつもより 重く感じる脚立を持った帰り道 あぁでもない こぅでもないと
頭はぐるぐるめぐります。
みなさん 楽しみに 心待ちにしてはる内覧会です。
年度末に向けての これからの季節。くれぐれも 未済工事は 避けてもらえますやろか!!!

*きばって・きばる=がんばって・がんばる また『気合が入る』といった意味もあります。

2004.11.1

まいど おおきに。中村です。

新潟中越地震から一週間あまりが過ぎようとしています。
今なお 被災してはって 自宅に帰られへん人の数は 8万4千人を超え 
亡くなりはった人の中には 車中で休んではるときに 疲労の余りに
エコノミー症候群を起こした人もいはるといいます。

その中で 山崩れに会うて埋もれた土砂の中から救出された 
優太ちゃんの生きる力には 頭の下がる思いで 
母と2人テレビの前でタオルを持って 釘付けになってました。

ニュースを見ながら 9年前の阪神・淡路の震災のことを思い出しました。
私は大阪在住やから 震災時の揺れはともかく 幸い大した被害にはあいませんでした。
ただ 親戚・友人などが阪神間に住んでいますので 確認の連絡には 
かなり難儀したのを覚えています。
当日 電話がとてもつながりにくい状況の中 やっとつながった神戸元町の友人は開口一番
『朝からガスが出えへんから ガス全開にしてんねんけど どうなってんやろう・・・』
電気が来ないため ラジオ・テレビからの情報もありません。
朝から ガスや電気は不通になっているけど 危険やからスイッチは付けないように 
という報道が ぎょうさん流れてたんやけど ホンマに必要なところには届いてなかったみたいやなぁ。
大して距離も離れてないところでのこのギャップに ごっついびっくりして 
ニュースやらで流れてる情報を 覚えている限り伝えました。
もし ガス漏れしていたら・・・そう思うと 情報が届かないことの怖さを知った一言でした。

しばらくたって 大阪の友人と二人で 当時 やっと開通した阪神電車に乗って 
元町の友達宅に食事を差し入れに行きました。
梅田の駅で待ち合わせて 弁当と飲み物を買うて トイレも済ませ 
青木駅から 片道4時間あまり歩きました。

炊事が出来ひん状態やったので ブリの炊いたのと 大根やらニンジンやら野菜を炊いたの 
それからお稲荷さん インスタントの味噌汁 その他 なっぱなど
新鮮な野菜をリュックいっぱい持っていきました。

再会を喜んだのもつかの間 普段は洋食好みの友人も この時ばかりは 
ものすごい勢いで お稲荷さんをほおばってた姿が 印象に残ってます。

『生き返ったわぁ』と 食後に彼女は一言。『あとはお風呂やなぁ』ともゆうてました。
当たり前の風景がなくたったとしても 今まで 当たり前に営んできた生活の温度は 
計り知れないほどに大切なもんなんや…ということに気付いた経験でした。
私に何が出来るんやろう・・・そう思ったとき ふと このときの記憶がよみがえりました。

地震ばかりやなく 今年は台風による被害もぎょうさんありました。
市街の9割が水没したという 兵庫県の豊岡市をはじめ出石町 淡路島の洲本市などでは 
今なお がれきを取り除く作業が 懸命に続けられています。
今 被災してる人たちは 悲痛な思いをしてはるやろうと思います。
少しでも ほっこりしてもろて 早く復興が出来ますように…
そう願いながら ネットで調べて カイロやら手袋やらを 箱詰めしました。
これを乗り切って 一日も早く 元の『当たり前に営んできた生活』に 戻ってほしいと願っています。

*いはる=いらっしゃるという意味。同様に『しはる』=される。
*ぎょうさん=たくさんという意味。


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